見上げた空は眩しくて、あなたも同じ空を見ていますか







会いに行ってもいいですか










「土方さん、いつ帰ってくるでしたっけ」
「明後日だよ」
「んーそしたらまた邪魔者が増えますねィ」

総悟くんは相変わらずだなぁ、と思いながら空を見た。土方さんは今何をしているんだろうか。忙しくて空なんて見てないだろうなぁ。土方さんは今出張でいない。私は土方さんがいなくて寂しいけど、きっとそんなことは思ってないだろう。
、表情が暗いですぜ」
「え?」
「土方さんに会えないからって寂しがったってしょうがありませんぜ?」
「べ、別にそういうわけじゃ…」
は素直ですねィ」

…どうして総悟くんはこう人の心を読むのかな…。それとも私ってそんなにわかりやすい?

は土方さんが大好きですねィ」
「…そういうこと言わないでよ」
「あら、否定しないんですか?」
「総悟くんに否定したって無駄だよ…」

総悟くんは笑って、立ち上がりながら言った。

「大丈夫ですよ、土方さんものこと大好きですから」

「…え!?」
「おっといけね。俺が言ったってこと、土方さんには内緒にしといてください」

ちょっと、総悟くん!今の何! そう思ったけど、そんな余裕すらない私は、外へ出てく総悟くんの背中をただ呆然と見てた。今総悟くんが言ったことは本当なんだろうか。

どうしよう、土方さん。今、あなたにすごく会いたいです。







05.11.06