好き、好き、愛してる。好きって何だろう、愛って何だろう。ときどきわからなくなるよ。 「おーい、、どうした?」 「んー、ちょっと哲学してたの」 「はぁ?」 私はリョーガが好きで、リョーガは私を好きで、それは確かなこと、なんだろうか。だって最近じゃムカつくことの方が多い気がするし。手を繋ぐことより喧嘩してることのが多い(何これ倦怠期の夫婦みたい!) 「ねぇ、リョーガは本当に私のこと好き?」 「あ?今更何言ってんだ?」 「だって最近喧嘩ばっかだしさ、私といてもイライラしてるだけじゃないの?」 「あー…確かに喧嘩ばっかしてるなぁ」 「好きって、何なんだろうね」 「…お前は、俺のこと好きじゃないのか?」 「好き、だと、思うよ」 「んだよその曖昧な答えは」 好きって、さ どういうことなんだろう。その人といるとドキドキする、その人のことを考えると胸が苦しくなる。だってドキドキなんてもうしないし、つーかむしろムカつくし。 「俺は、のことムカつくけど好きだぜ」 「ムカつくって、何よ」 「ムカついたり、喧嘩してもこうやって一緒にいるのは好きだからだろ?」 好き、だから。あ、そう、それ。なんだか、とてもしっくりきたような。 どんなに大喧嘩しても、あたしは結局リョーガといる。そうだよね、好きじゃなければそこで離れればいいんだ。 「ねぇリョーガ」 「ん?」 「あたしも、ムカつくけどリョーガのこと好きだよ」 「おう、知ってるよ」 リョーガは私にキスをする。あ、何か今、幸せだったかも。 好き、嫌い、愛してる 06.07.29 初リョーガ夢 リョーガと赤也ってちょっと似てるイメージが 強引そうなところとか、ちょっとおちゃらけてるところとか(リョーガのほうが大人っぽいけど) |